淀川河口域の河川環境(その2−淀川大堰から大阪湾まで)
2006-07-20




 淀川河口域の干潟(淀川の貴重な自然海岸ともいえる)は1951年には180ヘクタールほどあったのに、1998年では50ヘクタールほどとかなり縮小している。その理由は、まず@河川公園の造成による縮小、それにA地下水汲み上げによる地盤沈下による縮小、とのことらしい。

 なお、川の右岸、左岸は、河口に向かって右が右岸、左が左岸との事。

 淀川河口域に棲む動物(カニ、貝、エビの類、それに魚)や植物の説明が写真付きで沢山ありました。

 魚やカニ等水棲動物を見るととてもワクワクしてくるのが自分でも分かります。私の自然との付き合いの原点の一つ(もう一つは昆虫です)だからかな。

 それにギマという魚の紹介がありました。稚魚が淀川の汽水域に侵入してきたという写真入りの記事です。これにはビックリしました!!!

 実は4年ほど前に、東京湾でキスつりをしていて、とても奇妙な魚を釣って 名前をいろいろ調べましたが、結局分からず、ずっと気になっていました。特徴はそっくりです。講義の後で講師の先生に聞いてみると成魚の大きさや色合い(黄色っぽい)からみると間違いなさそうです。釣った後とても臭くて(アンモニア的な臭い)直ぐに海に返してやったことを覚えています。

 今日はこれが最大の収穫でした。

 最後に、子供たちでは自然体験の多さと道徳観・正義感に正の相関があるというアンケート調査結果の紹介がありました。結果に対して100%は納得できないのですが、子供たちが自然体験を積み重ねることがとても大切なのは間違いないので、自然観察に興味を持ってもらうよう、私もいろいろ勉強してお役に立ちたいと思います。

 さて、明後日の土曜日は淀川の十三(じゅうそう)干潟での観察会です。2回の講義の実習版です。待ち遠しいです。。。
 
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